2016年 07月 19日
スピッツアルバムレビュー⑥ 『スピッツ』 |
まいど、どうも。
かなこ的一日一アルバムレビュー、本日はデビュー作です!
満を持してのデビューアルバム!
1991年。平成になってまもなくです。
これを読んでるすべての方がせめて生まれていてくれていることを望みます。別にいいのだけどなんとなく。
私は・・・9歳!まだ、鼻垂れていました。スピッツのことなど知る由もなく。
私がこのアルバムを買ったのは、だいぶあとになってからでした。
中3~高1にかけて、過去の曲も聞きたい!と勢いづいて短いスパンで1~4枚目を買い揃えました。
『惑星のかけら』や『Crispy!』は中古屋さんに割とありましたが、これはありませんでした。
だから新品で買いました。
ヒトデのジャケットは、デビューアルバムにしてはもっと他に伝えたかったことあるだろうと突っ込まざるを得ない地味さです。
(好きですが!ファンからも愛されてはいますが!)
バンド名はかろうじて書いてあるものの、アルバムタイトルがない……
あっ、アルバムタイトルも『スピッツ』だったぁー!
というアハ体験のような感覚に見舞われます。私だけか。
というアハ体験のような感覚に見舞われます。私だけか。
初めて聞いたときの詳細はもう覚えてないけど、初々し過ぎて、ついていけない印象だったことは間違いない。
それでも当時は楽しんで聞いていた気がします。
なんたって、歌詞が変ですもん。今よりもっと変。意味なんてわからない。勝手に解釈してね、なスタンス。嫌でもイマジネーションは膨らみます。
『テレビ』の出だしは、
♪君のベロの上に寝そべって 世界で最後のテレビを見てた
です。こんなん、あります?絶対変です。
今の私の想像力(妄想力)はこのへんで培われたと言っても過言ではありません。
初々しいというか、若いというか。自分自身も幼かったのだけど、そんな少女でも気付くくらいの、わかりやすい若さの歌詞。
芸術に寄せているようにも思えますが、歌詞をわざとひねってわかりにくくしている感じが、デビュー当初のスピッツの目標としていた『パンク』ではあるようにも思えます。
しかしながら、とにかく独りよがり。狂おしいくらいの独りよがり。
一曲目の『ニノウデの世界』から、ラストの『ヒバリのこころ』まで、一貫して独りよがり。
それが、たまらなく愛おしいのです。
曲順としては、デビューシングルでもあり希望に満ちた『ヒバリのこころ』で締めくくっているのが、唯一の成功?かもしれません。
声も、今とは違います。高いし、少しうわずっています。
一曲目の『ニノウデの世界』から、ラストの『ヒバリのこころ』まで、一貫して独りよがり。
それが、たまらなく愛おしいのです。
曲順としては、デビューシングルでもあり希望に満ちた『ヒバリのこころ』で締めくくっているのが、唯一の成功?かもしれません。
声も、今とは違います。高いし、少しうわずっています。
歌うことへの覚悟が、まだできていない気がします。
今となってはそれもたまらないー!
個人的には『ヒバリのこころ』や『夏の魔物』といったシングル曲ももちろんですが、『死神の岬へ』が、かなりオススメです。
個人的には『ヒバリのこころ』や『夏の魔物』といったシングル曲ももちろんですが、『死神の岬へ』が、かなりオススメです。
アルバムを通して、最初は「?」と思ったとしても、何度も聞いていくうちに、あ、トランス状態ってこういうこと…?みたいになります。
もちろんただぼんやりと聞いてもよし。
さて、そんな『スピッツ』、ごいたの手駒8枚でいうなら
飛角角銀香ししし(非親)
強そうな手ですが、待ちが狭い。
相方とかかっていなければ、あっさり負けてしまうこともありえそう。
とても危うさを含んでいて、狂おしく独りよがりな『スピッツ』的手駒です。
明日は、私の中の金字塔、セカンドアルバム『名前をつけてやる』をご紹介します。
by kanakkyblog
| 2016-07-19 18:25
| スピッツレビュー